映画『大きな玉ねぎの下で』 NEWSNEWS

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2024.12.18
イベント
12月17日(火)サンプラザ中野くん上映前トークイベントレポート

爆風スランプ・サンプラザ中野くん登壇の上映前トークイベントを実施しました。サンプラザ中野くんは、満席となった会場を見渡しながら、「爆風スランプは今年でデビュー40周年を迎えまして、26年ぶりにバンドが再集結しました。シングルを出したりアルバムを出したり、先月には26年ぶりにライブツアーを敢行させていただいたりと色々動いていましたが、今度は来年の2月7日に映画が公開されるということで。タイミングよく公開していただくことになりました」と振り返りました。「たまたまいろんなタイミングが合致して本当に嬉しいですし、とても光栄です。本日はご来場いただき本当にありがとうございます!」(サンプラザ中野くん)と熱のこもったメッセージで、イベントがスタート。

1984年のデビューから今年で40周年を迎えたロックバンド、爆風スランプ。本作が生まれるきっかけとなった名曲「大きな玉ねぎの下で」は1985年にリリースされ、今もなお多くの人の心を掴み続ける珠玉の名曲として知られていますが、そんな楽曲からインスパイアされて生まれた本作について、サンプラザ中野くんは「ものすごく丁寧に作り込まれていて、演者・スタッフの方々の愛情を感じました」としみじみ。「愛情を込めて作ってくださったなと。想像をはるかに超えちゃって、とにかく感動しましたね。試写では(爆風スランプの)パッパラー河合と横並びで鑑賞しまして、面白いシーンもあるので笑っていたりもしたんですが、最後は大号泣。横の席にサラリーマン風の関係者の方がいらっしゃったんですが、その方も泣いていましたね」と初鑑賞時の様子を告白しました。さらに「(上映後に)関係者の方から、“映画はどうでしたか?”と聞かれて、河合と“最高でしたよ!”と伝えようとしたんですが、嗚咽が込み上げてきて…。“ありがとうございます”が言えないくらい泣いていましたね」と感動しきりだったという。「僕が声にならない嗚咽をしていたら、(パッパラー)河合さんが優しく両肩を抱きしめてくれて…(泣きながら)僕たちは何やってるんだろうとは思いましたが(笑)抱き合ったのは『Runner』が売れたとき以来かもしれないです(笑)」とジョークを飛ばし会場の笑いを誘いながらも、「本当に40年頑張ってよかったなと、この映画を観て思いました」と感慨深い様子をみせました。

MCから初めて映画化について耳にした時の心境についての質問には、「映像作品を作ろうとしている制作会社から、“許可の申請が来たけど大丈夫?”という話を耳にしたのが最初でした。そして、暫く時間が経って忘れかけていた頃に、映画を作っているという話を耳にしました」と回顧するサンプラザ中野くん。さらに「俺に出演してくださいというオファーが来まして。当初は“嫌です”と断っていたんですよね、僕は演技が苦手なので。素晴らしいキャスト陣が素敵なお芝居をしている中で、僕みたいなものが出ちゃいけないと」と本作への出演オファーを受けながらも、当初は断り続けていたという。最終的には「中野くんが出ることでサンプラザ中野くんも認めている映画なんだと。応援している映画なんだというのが伝わるんじゃないかとプロデューサーに説得されて、“そういうこともあるか”と納得して出ることを決めました」と出演を決めたことを明かし、「どんなシーンで出演しているか楽しみにしてください!」と語りかけると、このサプライズ発表に会場は大きな拍手に包まれました!ファンからも“楽しみ!”という声援も挙がる中、さらにMCから「劇中で爆風スランプのオリジナル楽曲が流れているのか、という点についても気になってらっしゃる方がいるかと思いますが…」と振られると、サンプラザ中野くんは「どこで流れるかは言いませんが、劇中では爆風スランプオリジナルの楽曲も流れております!」とオリジナル楽曲の登場についても明言!嬉しい発表続きに会場に集まったファンからは拍手や歓声が沸き起こりました。

 

武道館で初めて会う約束を交わす、ペンフレンドの淡い恋模様が描かれる「大きな玉ねぎの下で」。本作では令和と平成、ふたつの時代を軸にもどかしい恋の行方が描かれているが、サンプラザ中野くんは「令和の恋人たちと平成の恋人たち、二つの時代に渡る恋愛が描かれるので、今の中高生たちはもちろん、あの頃中高生だった人たちも、どちらの世代も楽しめてじんわり心が温かくなる素晴らしい映画に仕上がっているかと思います」と魅力をアピール。さらに平成パートにも触れながら、「すごく小道具が作り込まれていたりとか、世界観も素晴らしいのでびっくりすると思いますよ。爆風スランプファンは特に!」と太鼓判を押しました。

 

さらにイベントの終盤では、ラジオナビゲーター役で本作に出演する江口洋介とのエピソードについての話題に。江口とは昔からの知り合いだといい、「江口さんが歌手デビューする時に、僕と同じ方がディレクターを担当していたことがきっかけで、俺が江口さんの楽曲の作詞を担当したこともあるんです」と関係性を説明しながら、「江口さんと事務所の方々と懇親を深めるために温泉に行こうという話になって…」と話し始めるサンプラザ中野くん。「ワンボックスカーに僕と江口くん、事務所の方々やディレクターを乗せながら伊豆スカイラインを走って温泉に向かっていたんですね。ワンボックスカーって揺れるじゃないですか。僕が運転している時に結構なスピードで予想以上に大きなカーブに入ってしまって、横にいる江口くんが“ウワー!”って(笑)なんとか曲がり切って事故なく終えたんですが、本作の撮影現場でお会いした際に、江口くんから“俺いまでも怖かったこと覚えてますよ”と言われましたね(笑)」と若かりし頃の貴重なエピソードで会場の笑いを誘い、最後までイベントを盛り上げました。

そしてイベントの最後には、会場に集まった爆風スランプのファンに向け、サンプラザ中野くんからメッセージも。「今日のこの場から、一般の皆様に向けての試写が始まるということで、本日お集まりいただいた皆様が初めて鑑賞してくださるお客様です。なかなか会えない二人の姿にあの頃の気持ちを重ねてぜひご覧いただいて、いまこの令和の時代に文字のやり取りを通して心を通わせる二人の恋愛を、温かい気持ちで鑑賞していただけたら。皆さんのお力で大ヒットを目指したいと思いますので、よろしくお願いします!」と語りかけると、再び大きな拍手で包まれる中イベントは幕を閉じました。